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明日の学校はムリかも、と迷っている人へ 石井志昴さんの記事より

 

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臨床心理士/公認心理師 かけい臨床心理相談室代表/愛知学院大学特任講師 専門領域:ブリーフセラピー
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9月3日の始業式を迎える前日の今日。

不登校新聞の石井志昴さんの記事がYahoo!ニュースに掲載されました。

「明日の学校はムリかも」と迷っている人へ 中学3年生を丸ごと休んで得られた6つの結論

この中で石井さんは、子供を見守る大人に知っておいて欲しいことを書いてくれていますので、いくつか記事から抜粋します。

不登校をする前が一番ヤバかった

不登校になる直前の冬はハッキリと「死にたくなる気持ち」が出てきました。電車の踏切を見ていると、なんだか踏切に吸い込まれそうな感覚が湧いてくる。踏切に近づくと、毎回のように「電車に跳ねられちゃったら人生が楽になるな」と思うようになっていました。

 学校と距離をとってから異変や死にたい気持ちは薄れていきました。当然ですが、苦しみの根拠から離れたから苦しくなくなっていったのです。

 不登校自体を懸念される人も多いですが「不登校をする前が一番ヤバい」というのが私の結論です。

普通の未来が待っている

「学校へ行けない自分はもう終わりだ」と中学生の私は固く信じていました。しかし、終わったことはなにひとつありませんでした。なんでもない日常をボチボチと続くだけです。それは私だけでなく、多くの不登校の人の未来だったと取材を通して確信しています。

 明日の学校を迷う人には、どうかそういう「先行事例」を信じて、いまの自分の気持ちに率直になってもらえればありがたいと思っています。

当事者はSOSは言葉にしません

まず、「学校へ行きたくない」という一言こそ、当事者が口にしたくない言葉だということです。「不登校は悪」だと思っているからです。

 不登校に関しては第三者が言動を見てSOSを判断するものだと思ってください。

 子どもの言動を以前と比べて「できない」ことが増えてきたらSOSの兆しです。具体的には「宿題ができない」「あまり食べられない」「朝、起きられない」「支度ができない」「笑わない」などです。

 周囲は「死にたい」や「行きたくない」という言葉が出るぐらいなら考えようと思いがちですが、いったん子どもの言動を思い出してみてください。

危ないと思ったら安全確保を第一に

大きな決断だと感じるかもしれません。しかし、「学校は命がけで通う場ではない」という周囲の思いがあれば「本当に危険な状態にはなりづらい」というのも事実です。

 というも、学校へ行くか行かないかで悩んでいる子は人並みに常識がある子です。学校が苦しくてもがんばっている子は、ほかのこともがんばれる子です。怠けている子でも、弱い子でもありません。

 本人のことを周囲が信じて「学校よりもあなたが大事だ」という思いが伝われば危険が回避できるからです。

まとめ

不登校という事象が、いったいどんなもので、何が必要で、何をしないほうがいいのか、実際になってみたり、不登校になったことのある方の話に耳を傾けたり、もちろんそうすることで一つとして同じ不登校はないと分かるものなのですが、その上でさらに「そうは言ってもここだけは」という共通項が浮かんでくる。

それがこの記事なのではないかと思います。

「不登校」という事象に巻き込まれると、その名前と未来への不安に、本人も家族も振り回されて、なかなか合理的な判断はできなくなるものです。

そんな時は、身近な不登校を体験していない専門家に頼るだけではなく、不登校を体験して、なおかつ振り返って言葉にしながら今を生きている方々の記事を読んだり、お話を聞くことで、少し、安心して「不登校」というものに向き合えるのかもしれません。

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