「確認が止まらない」「不安を打ち消したくなる」方へ|天白こころとからだのケアセンターで行う強迫症状への支援

確認がさらなる確認を呼ぶ状況から脱する為に

「何度も戸締まりを確認してしまう」

「手洗いや消毒を繰り返してしまう」

「頭の中に浮かんだ考えを打ち消さないと、不安でいられない」

「家族に何度も“大丈夫?”と確認してしまう」

こうした状態が続くと、ご本人はもちろん、ご家族も疲れ切ってしまうことがあります。

天白こころとからだのケアセンターでは、強迫症状や「不安を消すための行動」が生活を狭めている方に向けて、症状の仕組みを一緒に理解しながら、少しずつ生活を取り戻していくための支援を行います。

強迫症状は「意思が弱いから」起きるわけではありません

強迫症状がある方は、「こんなことを気にする自分はおかしいのではないか」「やめたいのにやめられない」と、自分を責めてしまうことがあります。

しかし、強迫症状は意志の弱さや性格の問題ではありません。

不安や違和感が出たときに、それを何とかしようとして確認する、洗う、調べる、打ち消す、人に聞くといった行動を繰り返すうちに、脳が「これはとても重要なことだ」と学習してしまうことで、症状が続きやすくなると考えられています。

たとえば、スマートフォンやパソコンに表示されるポップアップ広告のようなものです。

気になって何度も開いたり、閉じたり、確認したりすると、「これは重要な情報だ」と判断されて、さらに目につきやすくなっていくように感じられます。

強迫症状でも同じように、不安に対して繰り返し反応するほど、その不安が強く、重要なものとして扱われやすくなります。

強迫症状で起きやすい「不安のループ」

強迫症状では、次のような流れが起きやすくなります。

  1. 「汚れたかもしれない」「鍵を閉め忘れたかもしれない」「人を傷つける考えが浮かんだ」など、不安や違和感が生まれる
  2. そのことが頭から離れなくなり、気になってしまう
  3. 確認する、洗う、打ち消す、検索する、人に安心させてもらうなどの行動をする
  4. 一時的にはホッとする
  5. 脳が「この不安は大事だ」「次もすぐに対処しなければならない」と学習する

このループの難しいところは、確認や洗浄などの行動が、その場では少し楽にしてくれることです。

だからこそ、「やらない方がいい」と頭では分かっていても、やめることがとても難しくなります。

支援の目標は「不安をゼロにすること」ではありません

強迫症状への支援では、不安を完全になくすことだけを目標にするわけではありません。

大切なのは、不安や違和感があっても、それに振り回されすぎず、自分が大事にしたい生活を選べるようになることです。

不安は波のように上がったり下がったりします。

すぐに打ち消したり、確認したりしなくても、不安はずっと同じ強さで続くわけではありません。少し時間が経つと、波が下がるように変化していくことがあります。

その経験を少しずつ積み重ねることで、「不安があっても何とかなる」「すぐに安心行動をしなくても大丈夫」という新しい学習が育っていきます。

曝露反応妨害法(ERP)とは

天白こころとからだのケアセンターでは、必要に応じて曝露反応妨害法(ERP)という考え方を用いた支援を行います。

これは、不安を感じる場面に無理のない範囲で少しずつ近づきながら、これまで行ってきた確認、洗浄、打ち消し、保証探しなどの「安心のための行動」を減らしていく方法です。

ただし、いきなり一番怖いことに挑戦するわけではありません。

ご本人と相談しながら、「少し頑張れば取り組めそうなこと」から順番に階段をつくり、生活に合ったペースで進めていきます。

また、本当に危険なこと、衛生や安全に反すること、法律や社会的ルールを破ることを行う支援ではありません。

安全を大切にしながら、「不安に従いすぎない練習」を重ねていきます。

ご家族ができること

強迫症状がある方を支えるご家族は、「安心させてあげたい」「苦しそうだから確認に付き合ってあげたい」と感じることが多いと思います。

その気持ちはとても自然なものです。

一方で、毎回「大丈夫だよ」と保証したり、一緒に確認したりすることが、結果として不安のループを続けやすくしてしまう場合もあります。

ご家族には、たとえば次のような関わり方が役に立つことがあります。

  • 「また気になったんだね」と、まず気持ちを受け止める
  • 「不安なんだね」と、苦しさを否定しない
  • 「でも、すぐに確認しなくても大丈夫かもしれないね」と、少し待つことを支える
  • 「不安があるままでも、今できることを一緒にやってみよう」と、生活へ戻る後押しをする

「不安を追い払う」よりも、「不安があっても一緒に過ごせる」ことを伝える関わりが、長い目で見て助けになることがあります。

天白こころとからだのケアセンターで大切にしていること

強迫症状への支援では、症状だけを見るのではなく、その方がどんな生活を取り戻したいのか、何を大切にしているのかを一緒に考えることを大切にしています。

「学校に安心して行けるようになりたい」

「家族との時間を、確認に追われずに過ごしたい」

「仕事や家事に集中できるようになりたい」

「不安に支配されず、自分のやりたいことを選びたい」

こうした目標を手がかりにしながら、無理のない一歩を積み重ねていきます。

症状の程度や背景によっては、医療機関での診察や薬物療法との併用が役立つこともあります。必要に応じて主治医や関係機関とも連携しながら、安心して取り組める形を考えていきます。

「これって強迫症状かも」と思ったら

確認や洗浄、不安を打ち消す行動、検索、人への保証要求などが増えていて、日常生活が苦しくなっているときは、一人で抱え込まずにご相談ください。

「診断がついているわけではないけれど、気になる」

「家族として、どう対応したらよいか分からない」

「治療を受けているが、日常での取り組み方も考えたい」

といったご相談もお受けしています。

天白こころとからだのケアセンターでは、状況を整理しながら、その方とご家族に合った支援の形を一緒に考えていきます。


ご相談をご希望の方へ

天白こころとからだのケアセンターでは、強迫症状や不安、親子関係、不登校、トラウマケア、心身の不調などについてご相談をお受けしています。

「これほど困っているわけではないけれど、気になっている」
「家族として、どのように関わればよいのか分からない」
「医療機関にかかるほどか迷っている」

そのような段階からでもご相談いただけます。状況を丁寧に整理しながら、ご本人やご家族にとって無理のない次の一歩を一緒に考えていきます。

対面・オンラインでのカウンセリングに対応しています。

初回は50分の無料相談をご利用いただけます。
ご相談内容や現在の状況をうかがいながら、どのような支援が合いそうかを一緒に整理します。

▶ 50分 初回無料相談のお申し込みはこちら

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