臨床心理学超基礎講座 #1「傾聴からはじめよう」アンケート結果

臨床心理学超基礎講座 #1「傾聴からはじめよう」が無事に終了しました。
(アーカイブ視聴もありますのでまだ参加が可能です。)
目次
Toggleアンケート結果
そしてアンケートの結果もいただきました。
6件しか回収できておりませんが、とても満足した、が83.3%で、やや満足したが16.7%ということで、まずまず良かったのかなと安心いたしました。
感想と質問
ブログ、SNS等で公開可能と許可をいただいたもののみ紹介させていただきます。
ここのところ面談が続くようになってきたものの、自分のやり方の中でどの要素が良い方向に作用しているのかがはっきりと理解できていなかったのですが、研修をうけながらその点がかなり整理された思いがあります。
仕組みが理解できたことで、何となくやっていたことをこれから意識的に選択できるため、面談の安定化が期待できると感じています。
AKさん (公認心理師)
太極拳を学んでいたこともあり、鳥が手のひらから飛べない話は有名なので承知していました。手に力を入れずに鳥の反発力を「吸収する」ようなイメージかと思いますが、面談ではどのように扱われるのか、例示をして頂けると分かりやすいと思いました。
いわゆる「オウム返し」がなく実践から得られた内容かと思うので、他で(例えば某協会で)教えている内容ではないので有益に感じています。
TNさん (公認心理師, キャリアコンサルタント・産業カウンセラー・両立支援コーディネーター)
AKさん、TNさん、ありがとうございました!
他にも口頭やメッセージで感想をいただきましたが、「専門用語が全然使われなくて驚いた」との感想もありました。今回は、臨床心理学のトレーニングを受けないまま現場で奮闘されている方の力になれれば、という気持ちもあり、出来るだけ専門用語を使わずに、臨床体験の中で得た言葉で語らせていただいてます。実際に臨床心理士ではない公認心理師の方の参加や、教育、福祉、医療、産業、司法といった各領域の専門の方の参加もあり、「別に相談という行為は臨床心理士だけよものじゃないからね」の精神でやっていこうと思っております。
またベテランの臨床心理士の方からは
「普段なんとなくやっていることが、ああこういうことだったのか!と整理されました」というような自分の振り返れたというコメントをいただきました。
実際に今回の研修を作る中で、自分の臨床実践を一旦バラバラにして、図示しながら再構成していってるので、自分のやっていることを要素ごとにバラ売りをしているというか、まぁそうしないと基礎ってのは人に教えられないのだなと思いました。
同時に僕自身がまた自分や、参加された方から学ぶことができているのも嬉しく思っております。
アンケートでもいただいたのですが、傾聴講座なのに「おうむ返し」とか全くやらなかったですよね。
はい、他の傾聴講座とほとんど内容が被らないかと思います。
少しだけ内容について
今回の講座では、傾聴を「行為」と「心の内」とに分けて、面接の中で何をやってるか?を解説させていただきました。
その中でも特に、コンセンサスをこまめに取ることを強調させていただきましたが、普通の傾聴とはだいぶ違うなと思われた方も多いと思います。
ただ傾聴しようとするのと、この「分かるとこと分からないところ」を確認していくことが出来るのではプロセスが全然違うのですよ。
とはいえ一応傾聴っぽい話もしております
うなづきの中にもバリエーションがあって、相互作用を促進したり、やる気をなくさせたり、意識するだけで全然違うよ!というお話でした。
心の内に関しては、この一言でいいかと思いますが、研修なのでもう少し詳しく突っ込んで話させていただいております。
研修ではかなり詳しく語っていますが、これが臨床のbeingでコアになる態度かと思います。
これを常に思えるようにしていれば、初心者のやりがちな「失敗」はかなり減るのでは?と思っています。
そしてここら辺の話は、本研修と合わせて東豊先生の動画を見ていただくとより良いかと思います。
今後のスケジュール
毎月第3金曜日の21時〜23時に開催予定です。
どの回もアーカイブ視聴が可能です。
-
第1回(4月18日):傾聴からはじめよう
→ 傾聴は知っているだけではなく、「できる」こととの間に大きな距離があります。解像度を一緒に上げていきましょう。 -
第2回(5月16日):治療構造と転移
→ “治療の枠”をどう考えるかについて深掘りしますが、治療外の文脈をどうやって構造の中に取り込むのか?みたいな話になってきています。精神分析の治療構造より、少し広い観点でお話しできたらと思います。
-
第3回(6月20日):見立て
→ 「そんな見立てもアリなの?」と思ってもらえるような、面白い内容になると思います。 -
第4回(7月18日):共感
→ 共感は奥が深くて、踏み込んでいくととても面白いテーマです。 -
第5回(8月15日・お盆):理解を伝える(予定)
→ 言い方ひとつでクライアントの反応が大きく変わります。ここでは“抵抗処理”の技法にも触れられたらと思っています。 -
第6回(9月19日):まとめと質疑応答
→ 全体の振り返りと、皆さんの疑問にじっくりお答えします。
そして、後半は10月17日から始まる『解決志向・超基礎講座』。どの理論的背景を持つ人にも役立つ内容を予定しています。
いずれの講座も、参加者の皆さんや、参加されない方の声も取り入れながら、今まさに作っているところです。「こういうところに困っている」といった声に応じて、内容を調整していきたいと考えています。
▼ 詳細・お申し込みはこちらから: https://pro.form-mailer.jp/lp/735d131a326854
また、講座準備の一環として、「カウンセリングに関する基礎的な困りごと(傾聴・関係づくり・治療構造など)」に関する情報を集めています。
実際の現場で感じていること、疑問に思っていることを、以下のアンケートフォームからお寄せください。
皆さまのお声をもとに、より実践的で役に立つ講座にしていきたいと考えています。
▼ アンケートご協力のお願い: https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc8RJ60vZgjrulKrvRrRF5VqnCZnZlFzgf6wBByqvrrBVj1gA/viewform?usp=sharing
それでは、またお会いできるのを楽しみにしています。
オンラインスーパービジョン無料体験
カウンセリングが上手くなりたい!
ケースの見通しをちゃんと立てたい!
手詰まりを感じている!
まだまだ上達していきたいカウンセラーの皆さんに、オンラインスーパービジョン無料体験のお知らせです。
毎月3名限定でオンラインスーパービジョンの無料体験をZoomにて行っております。
気になる方は下記のスイッチをクリック!