【報告】知多市での不登校ひきこもりについての講話を行いました
不登校とひきこもりについての講話
知多市にて、不登校とひきこもりについての講話を行ってきました。
集まられたのは、不登校やひきこもりのお子さんを持つ保護者のみなさんと地域の支援者のみなさんでした。
今現在、ひきこもりのことで大変な思いをされている方に、いったい自分ごときに何が出来るのか、何が話せるのかと悩んでここしばらく過ごしていました。
ただ一つ確かだと思っていたことは、まっとうに普通にやろうと頑張ってきた結果、社会的撤退としてひきこもっているのだから、ひきこもっていることを問題だと外の人間が取り扱うことで、より外に出づらい状態を作っている、ということでした。
8050問題は大丈夫?このままでは将来こまるよ?どうなの?とメディア等が騒ぎ立てれば騒ぎ立てるほど、家族は不安になります。そして当事者の方も「周囲は敵だらけ」「自分には生きている価値はない」とエネルギーの回復どころか、日々が心を削り取られる毎日になってしまっていることは間違いないでしょう。
心配で不安なのは当然のことなのですが、その当たり前で当然な眼差しが、逆に回復する力を奪っている悪循環があるのだと思います。
じゃあどうすればいいか、というところで、長期ひきこもりの方への対応を続けているフリーライターの石川清さんの著書から引用した下記の言葉を紹介しつつ。
[su_box title=”ひきこもりの方への対応方針” box_color=”#263aae”]「僕の本人への方針は、本人の行動範囲を広げて、心の奥のストレスを吐き出させて、楽にすること。そのうえで、本人のいいところを見つけて伸ばし、また思春期の頃に欠落していた体験をなんとか追体験してもらおうというものだった。」 石川清著 「長期ひきこもりの多様な自立:最近の一般就労事例から 長期ひきこもり支援レポート」 CVN家族教室[/su_box]
本当は、すでに様々なトライを繰り返して、それでも同しようもない現実に疲れ果てているご家族や支援者の方に、何かをお願いするというのも失礼な話かもしれないと思いつつ、安全ゾーンの確保からの対話、という観点からいくつかの具体的な(かつ本当にささやかな)提案をさせていただきました。
知多市の若者支援・サポートネットゆっか
また、知多市には子ども未来部という部署があり、そこでは子どもや若者の支援のための様々な動きがされているということも初めて知りました。サポートネットゆっかというところでは、ひきこもりや不登校の相談を受けていて、さらに就労準備支援事業所ゆっかむというところでは、「働きたいけれど生活のリズムが崩れて昼夜逆転している」「働きたいけれど体調に不安がある」といった日常的な不安や悩みを抱えている方に、それぞれの状況にあった支援プログラムを作成し就労に対する不安を解消しながら、就労に向けて支援をする事業をおこなっているとのことでした。
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