公認心理師・臨床心理士によるオンラインカウンセリング、スーパービジョン

SVで「情報が足りない」というのは変な話だと思うわけ

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
カケイ カズノリ
臨床心理士/公認心理師 かけい臨床心理相談室代表/愛知学院大学特任講師 専門領域:ブリーフセラピー
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ケースカウンファレンスやスーパービジョンで、指導者やスーパーバイザーに「情報が足りない」と指導された経験が有る方も多いのではないかと思います。

必要な情報とは?

必要な情報と一言で言うのはなかなか難しいことで、例えば現在我が国では非常に多くの方がベースとしている精神分析的心理療法では、幼少期の親子関係や体験が非常に重要なものとされ大事に扱われていますし、認知行動療法では、その人の持つ困りごとにか関わる一連の行動に関して、具体的に何がどの順番で起こったのか、という細かな事実が、情報として不可欠だったりします。

つまり、どんな方法でカウンセリングを行うかによって、必要な情報は全然違うということです。

大学のケースカンファレンスでは、様々な専門性を持つ先生方がいるので、その先生方全ての必要と思われる情報を満たすのはほぼ不可能でしょうし、もしそのような情報を載せたのであれば、情報を話すだけでカンファレンスの時間は終わってしまいますし、レジュメの枚数制限もオーバーしてしまうことでしょう。

情報は十分であっても、それって意味有るの?って話です。

SV(スーパービジョン)の場合

カウンセラーの指導であるSVであるならなおさらのことです。

お金を出しているのはSVを受けるバイジーさんです。
情報量が増えれば増えるほど、情報を伝える時間が長くなり、実際に指導してもらえる時間が減ってしまうということです。

バイザーとしては、出来るだけ少ない時間でその情報を整理し、具体的な対策や解決案、見立てを提供する必要があるはずです。

「情報が少ない」というのではなく、「ここの情報は大事なので、ちょっと聞いてみて下さい」というように、情報の重み付けをすること。
さらに、具体的に情報収集のやり方、整理の仕方についてお伝えすることで、その次以降のSVの時間に活かせるはずです。

バイジーの立場で考えるのであれば、情報が少ないというときは、情報を増やそうとするのではなく、情報の価値の軽重を問いながら整理をしていく癖をつけていくことで、どんどん情報の扱い方が洗練されていくということです。

バイザーはそうなるように、バイジーに問いを立てていかなければならないはずです。

なぜ聞けなかったか?

カウンセリングの中で、クライエントに聞いて当然で、実際に必要なはずの情報が聞けていないということはよく起こることです。

また、そのことについてバイザーが聞いているのに、バイジーが示せないということがあります。

少しややこしい話ですが、こういったことが起こるときはそこに注目して考えたほうがいいかと思います。

カウンセラーとクライエントとの関係性や、カウンセラーの見立て方、関わる上でのこだわりやブレーキのようなもの、さらに言えばスーパーバイザーとそのカウンセラーとの間で起こっている相互作用が何らかの影響を与えているということがあります。

つまり「なぜ聞けなかったか?」「なぜ書かなかったか?」というところに、そのセラピー全体の構造を裏で支えているような、そしてバイジーの成長に大きく関わるような価値のある情報が潜んでいる可能性が大いにあります。

バイジーの立場であれば「なぜ聞けなかったか?書かなかったか?」というところに焦点を当てて内省してみるのは必要なことです。

そしてバイザーの立場であれば、詰問の文脈にならないように工夫しながら、そのことについて吟味するのを勧めてもいいのではないかと思います。

まとめ

ケースカウンファレンスやSVでの情報の過多について
・情報に重み付けをしていくことで、情報の整理の仕方が洗練されていく
・「聞けなかった」ということ自体が、質の高い情報を内包していることがある
というまとめかたをさせていただきました。
バイザーの立場としたら、自然とそうなるようにバイジーを導くような問の立て方が出来たらと思います。

おまけ

話は戻って、大した情報が書いてなくても、情報が少ないとは言われない報告の仕方があります。

それは、量的には少ない情報でも、その人がどんな人で、どんなことに関心を持っていて、どんなふうに生きてきたのか、その人の人生や生きる指針が、なんとなく伝わってくるような報告の仕方をすればいいということです。

そうです。それが出来ないから困っているんですよね。

結局はカウンセリングで必要な情報かどうかは、その情報がその人自身の変化や理解に役立つかどうかということでしか判断ができ無いかと思います。

まずは、情報の取捨選択とまでは言わなくとも、重み付けをすることで質の高い情報の整理の仕方を身に着けていくことが大事かと思います。

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カケイ カズノリ
臨床心理士/公認心理師 かけい臨床心理相談室代表/愛知学院大学特任講師 専門領域:ブリーフセラピー
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