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スマホ・ゲームのせいにしているだけ?その前に関係が途切れていないかを考える

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
臨床心理士/公認心理師 かけい臨床心理相談室代表/愛知学院大学特任講師 専門領域:ブリーフセラピー
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「依存」という言葉の裏側

「うちの子はスマホ依存だ」「ゲームばかりしているから問題だ」――そんな声をよく耳にします。

確かに、四六時中スマホやゲームに夢中になっている姿は心配です。

けれども、厳密に言えば「依存症」と診断されるケースは一部に限られます。多くの場合は、退屈や不満を紛らわす手段が少ないこと、巧妙な仕組みに惹きつけられて行動が止められないことが背景にあります。

「やめさせよう」とする前に

親や支援者が最初に考えるのは「やめさせる」こと。

しかし、取り上げたり隠したりする方法は、多くの場合逆効果です。

子どもから恨まれる 信頼関係が崩れる 結果的に逃げ場がなくなり、スマホやゲームにさらに没頭する

こうした悪循環が、実際にはよく起こっています。

見落とされがちな「関係の余白」

大切なのは、スマホやゲームそのものではなく、それを使っていない時間にどんな関係があるかです。

一緒に笑った時間はあるか 何気ない会話が続いているか 「楽しい」「安心できる」と感じられるやりとりは残っているか

もしその部分がすでに途切れているのなら、スマホやゲームのせいにする前に、関係の細い糸をもう一度つなぎ直すことが必要かもしれません。

小さな満足を積み重ねる

スマホやゲームをいきなり手放すことは難しいものです。

けれども日常の中で「ちょっとマシな関わり」「小さな喜び」を積み重ねていくことで、少しずつ余白が広がります。

子どもの気持ちを想像して声をかける ネガティブな評価だけで見ない 冷たく突き放すのではなく、まず共感を添える

こうした関わりが、行動の幅を広げていく土台になります。

まとめ

「スマホ依存」「ゲーム依存」という言葉に振り回されてしまうと、つい「やめさせなければ」と焦ってしまいます。

けれども本当に見直すべきは 関係が途切れていないかどうか です。

もし家庭での関係の中で悪循環が起こっていたら、スマホやゲーム以外の何かしら解決したい課題があればチャンスです。まずはそこをケアすることが、依存への脱却の糸口になります。



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