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褒める🟰エンパワメントではない

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
臨床心理士/公認心理師 かけい臨床心理相談室代表/愛知学院大学特任講師 専門領域:ブリーフセラピー
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今日は名古屋市の昭和区にある青少年養育支援センター陽氣会さんで、エンパワメントに関する研修を行います。

陽氣会さんでは、里親事業のほかに、児童虐待の発生予防、再発防止に取組んでいる団体で、僕自身も色々とお世話になっております。

今回は少しだけ講座の内容についてお裾分けしたいと思います。

エンパワメントとは?

エンパワメントは辞書では「権限を与えること」「権利の拡張」みたいに書かれていますが、これは「本来あるはずのその人の能力や個性が環境によって発揮できなくなっているのを解放する」くらいの意味合いでお話しようかと。

 

方法論としては、ブリーフセラピー、家族療法で使われる、コンプリメントやリソースについての説明と、協働的な課題の立て方について事例について、紐解きながら話していきたいと思います。

 

コンプリメント

 

コンプリメントとは、その人の良きところを発見し、それについてなんらかの形で(言葉でなくてもOK)言及すること。

リソース

リソースとは、その人の外側にも内側にもあるなんらかの資源のこと。人間関係でも法制度でも能力でも性格でも、家柄でも使ってるお薬でも趣味でもなんでも。

協働

協働的な課題の立て方とは、やればほとんど達成するスモールステップの積み上げ+達成を一緒に喜び合える人間関係としてお伝えするつもりです。

抵抗処理

で肝はやはり抵抗処理の話。


そもそも自分ダメだと落ち込んでいる方にポジティブなことをお伝えしても「でも」ってなることが多いですよね。
なのでエンパワメントを臨床で行う時の肝は抵抗処理、という話をしようと思っていますが、どこまで伝えられるのでしょうか。

エンパワメント→褒めるではない

なんでこんなめんどくさい専門用語みたいなものを使うのかというと、以下のポストにある通り「褒める」ってのは、なかなか受け取り方がいくらでもあるというか、臨床場面で使うには、どう受け取られるか分からないちょっと精度の悪い言葉なんですよね。

https://x.com/shinshinohara/status/1720961307103641839?s=46&t=p3VSuxXEGJx3UpwPhtvw1A

褒める→認める→エンパワメント

褒めることを丁寧にやっていくと、それは「認める」になり、それが「エンパワメント」につながっていくと思っています。

褒める→認める→エンパワメント

この感覚をお伝えできるといいなと思っております。

研修情報

今回紹介した、ブリーフセラピーや家族療法の考え方に興味を持たれた方は、ぜひ以下の研修情報にもアクセスしていただけたらと思います。基礎的な講座もありますし、無料の研修動画も充実しております。

研修情報

 

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