公認心理師・臨床心理士によるオンラインカウンセリング、スーパービジョン

オンラインSV

オンラインスーパービジョン

かけい臨床心理相談室では、主にスクールカウンセラー向けのスーパービジョンを行っております。(医療関係の方のSVも可能です)

スクールカウンセリングの難しさ

スクールカウンセラーのスーパービジョンや事例コンサルタントをしていると、こういった声を多く聞きます。

  • 「学校の先生にうまくコンサルテーション出来ない」
  • 「職員室になんだか居場所がないように思える」
  • 「スーパービジョンで事例についての助言をもらうけど、実際には学校の状況と合わずに実施できない」
  • 「ケース会議がうまくいかない」
  • 「保護者面談が苦手」
  • 「講演や研修を頼まれるけど何を話したらいいのかわからない」

多くのスクールカウンセラーをやっている方が、こういった悩みを持っているのではないでしょうか?

スクールカウンセリングは応用問題

 

多くの方が学校での振る舞いや、カウンセリングの方法、教師との連携で悩むのは当然のことです。

なぜならスクールカウンセリングというのは、カウンセリングの応用問題のようなものだからです。

これまでの臨床心理士養成はカウンセリングの能力を基本に教育がされてきました。

学校現場でどのように振る舞えばいいのか、何が求められているのか、ということについてはほとんど教えられないまま、大学院を卒業してしまうことがほとんどです。

学校教育に対する理解が不足したまま、多少の「臨床心理士としての研修」を受けただけの状態で、スクールカウンセリングの場に出ることになってしまいます。

現場に出た後も、スクールカウンセリングに詳しいスーパーバイザーを見つけることも、実際はなかなか難しいことかと思われます。

こういったことが、ただでさえカウンセリング以外の様々な業務が期待されるスクールカウンセリングを、より難しくしている理由と言えるでしょう。

 

学校理解と解決志向に基づいたスクールカウンセリング特化型スーパービジョン

 

そこを打破するために、解決志向という考え方に基づいた、スクールカウンセリングに特化したスーパービジョンを始めました。

解決志向とは、問題やその原因ではなく「問題が解決した状態や、解決に至る方法について考えていく」という志向性を持ったアプローチ方法です。

精神分析的、力動的な見立ても必要ですが、スクールカウンセリングの場面においては、単にカウンセリングができればいいわけではありません。

児童生徒らへのカウンセリングに加えて、教職員や保護者に対して「具体的な助言」が求められることもあります。

そういった具体的な対応方法や助言を構築するためには、児童生徒自身や関わりのある人々の求めている解決像や強み、リソースを引き出し、それにフィットした介入方法を考えていく必要があります。

そこでは解決志向という考え方がスクールカウンセラーにとって大きな助けになるのではないかと考えております。

 

また、解決志向のいいところは、どの流派を学んでいても、その技能と組み合わせての応用、学校向けのカスタマイズが可能ということです。

 

僕自身も精神分析的なものの見方は大事だと考えており、実際には力動的な理解をもとに、現状の見立てをすることもあります。

ただ、精神分析的な心理療法で学校に介入しようとした場合は、母子関係や愛着の問題を扱うことに時間とエネルギーを取られがちになりますし、それは学校でのニーズ、特に協働的なものとはフィットしにくいという問題があります。

力動的な考え方が背景にある多くのスクールカウンセラーが、独自の試行錯誤の上で、なんとか学校現場に適応しようとしているという現状があるかと思います。

僕自身としては「力動的理解」ができる人が、介入手段として「解決志向」を用いるのが最も柔軟で、楽に動くことが出来るのではないかと思っています。

つまり「力動」「見立て」て、「解決志向」「介入」「コンサルテーション」を行っていくということです。

そこにさらにシステムズアプローチを統合していくことで、およそ学校での活動は包括できるのではないかと思います。

 

オンラインスーパービジョンのステップ

オンラインスーパービジョンでは、以下のステップで進みます。

  1. 情報共有
  2. 大まかな見立て
  3. 解決像の共有
  4. 解決像にそった方針づくり
  5. 具体的な介入方法
  6. 評価についての話し合い

評価の上で、介入が上手く行かなかった場合には、別の対処法について提案させていただきます。

SVを受けたお客様の声

 

スクールカウンセラーを専門としたSVはあまりなく、困っていたところに本HPと出合いました。

主にブリーフセラピーの立場から一緒に考えてくださり、今把握できている情報や資源を最大限活用する方法が見えやすくなり助かっています。

また、教師などといった異なる専門性を持つ方々への伝え方など、現場で判断に迷うところを明快に助言してくださるので、学校などの社会的な場所で心理士としての立場を守りつつ、異業種同士の協力関係が作りやすくなったと感じています。

ほかにも、先生の言葉選びがとてもユニークだと感じていて、「そう!まさにそんな感じなんです!」と笑いながら何度も膝を叩いています。

SVといえば「怒られないかな」等の不安が付きまといますが、掛井先生のSVではそのような不安がないため、心理的な負担が少なく気軽にお願いしやすいです。

そのためか、以前よりも安心して日常業務に臨めるようになりました。いつも本当にありがとうございます。

臨床心理士 MI様

 

 

先生のSVを受けさせていただくたびに私も少し余裕が生まれるようになり、最近は小学校にいることが前ほど負担にならなくなってきました。
まだまだ知識不足、経験不足ですので、今後もいろいろご指導いただければと思います。
公認心理師 AK様

 

臨床心理士として12年目です。

これまでは発達障害など障害福祉の分野で働いていましたが、今年からスクールカウンセラーをしています。
教育分野での勤務は初めてでスクールカウンセラーの経験がある方に相談したいと思い、知人からの紹介でスーパービジョンを受けさせてもらいました。

 人によると思いますが、スーパービジョンはZoomで個人情報や作業時間の関係もあり、レジュメを準備せずに口頭のみで行っています。

私の場合は、毎回の面談を細かく振り返るよりもケース全体の見立てや方針・対応について相談しています。
そのときに学校という環境やバイジーの置かれている状況や役割を踏まえた上でコメントをもらえますので、現実的ですぐにケースに活かせていけるので助かります。

スーパービジョンのスタイルとしては、思いついたことやアイデアをお互いに出していき、堅苦しくなく自由で伸び伸びとした雰囲気です。
スーパービジョンが終わると、「次回のケースのときには、このことを聞いてみよう、あれを試してみよう」など次の面談への楽しみが少し増す感じになります。

また、SCによるクラス授業でのアイデアや教職員との関わりなど個別ケース以外のSC業務についても相談させてもらっています。

臨床心理士 HO様

 

 

SC1年目です。子供たちの行動からの見立てや先生方へのコンサルなど、「わからない・自信がない」と行くたびにもやもやを抱えていました。
Gルートで公認心理師資格を取ったためSVを受けたこともなく、専門知識の足りなさを指摘される怖さや負い目を感じていましたが、HPで出会った掛井先生の考えやお人柄に惹かれて申し込みました。
そんなこちらの気持ちを受け止めていただいたうえでご指導いただけることがありがたく、自分の考えや対応に根拠を持ちながら活動できる安心感を得られています。
変なプライドにさいなまれず、もっと早く受ければよかったです(笑)
公認心理士 AK様

 

オンラインSVを受けられたお客様の声

時間と料金設定

時間 / 料金

50分/10,000円(税込み)

オンラインスーパービジョンの特典

オンラインSVを受けられている方は、過去の研修動画の視聴が可能です。

学びの機会を広げていきましょう。

期間限定!無料お試しスーパービジョンのご案内

スーパービジョンを申し込む時って

「この人のSVはどんな感じなんだろう?」

「厳しいことを言われるのではないだろうか?」

と少し不安に思うものですよね。

カウンセリングと同じようにスーパーバイズにも相性があるので、なかなか「これ」と決めるのには勇気がいるかと思います。

そんな風にスーパービジョンの申し込みを検討されている方に、スーパービジョンの雰囲気やバイザーの対応を感じてもらえるように、スカイプ、もしくはZoomを使っての無料でのお試しスーパービジョンを行っています。

時間は30分です。

だいたいのスーパービジョンの感じを体感できればと思います。

申し込み、問い合わせ

申込みは以下のメールアドレスからお願いします。

何かわからないことがありましたら、下記の連絡先までご連絡いただけますよう、よろしくお願いいたします。

電話

お名前とご連絡先を留守番電話に入れてください。折り返しお電話いたします。

メール

お名前(名字だけでも結構です)と、スーパービジョン希望とお書きいただき、上記アドレスまでメールを頂けたらと思います。

皆様のお申込みをお待ちしております。

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