かけい臨床心理相談室

【不登校】昨夜は学校に行くって言ってたのに朝になるとなぜかいけなくなる問題 その3

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臨床心理士  カウンセラーっぽくないカウンセラーと言われることが多い チェブラーシカに似ていると言われることがある 似ていないと言われることもある 時間空間的なおっちょこちょいである
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以前、「不登校の子どもが夜に学校に行くといいつつ朝になるといけなくなる」というよくある状況について、こんな記事を書きました。

【不登校】昨夜は学校に行くって言ってたのに朝になるとなぜかいけなくなる問題 その2

 

この中の記述で、イメージしてから言葉にして行動するまでの段階として、4つの段階を考えました。

 

イメージと行動のレベル

人がイメージして行動するまでに、こういった段階がある想定してみてはどうでしょうか?

 

1「想像するのも無理な段階」・・・考えなくて済むようにひたすら何かに没入

2「想像はできるけど言葉に出せない段階」・・・一人であれこれ考えて悶々

3「言葉に出せるけど行動できない段階」・・・夜に行くというが朝は無理

4「言葉に出さずとも行動に出せる段階」・・・しれっと学校に行く

 

子どもが「言葉に出せるけど行動できない段階」にあるとき、できるだけ周りが調子に乗って首根っこをつかまないように、その子自身の活動や行動の広がり、選択の幅が広がっていくのをじーっと観察して、たくさんの進歩を発見できるように、収穫の時まで本当の意味で見守れたらいい・・・という。

今現在子どもがどのレベルにいるかで、必要な関わりや対応は違うので、そこんとこを判断をする必要があるよ、という話でした。

 

言葉に出して行動しようとするけども、誰かの助けを受けながら様々なことに挑戦し、現実検討をしながら試行錯誤している段階

 

先日、オンラインでの相談を受けていた方から、

この

3「言葉に出せるけど行動できない段階」・・・夜に行くというが朝は無理

4「言葉に出さずとも行動に出せる段階」・・・しれっと学校に行く

 

の間に3.5があるんじゃないんですか?

という指摘を受けました。

考えてみるとたしかにその通りでした。

それは、

3.5「言葉に出して行動しようとするけども、誰かの助けを受けながら様々なことに挑戦し、現実検討をしながら試行錯誤している段階」です。

ここ、本当にとても大事ですし、ここで主体性が高まっていくように子ども自身が選択できるように協力者になる、というポジションを家族や支援者が取れるといいんですよね。

この一見無駄に見える試行錯誤や、現実検討のプロセスに誰かが付き合うことが本当に大事で大事で、そのコツこそが、TEDxで話した内容だったなと思い出しました。

そしてこれは、仕事として、例えば不登校のキャンプやスクールカウンセリングや、オンライン相談などで、学校の先生や子どもの保護者を巻き込んでやることはずーっとやって来たことだけど、臨床の仕事以外でも、例えば教育に携わる時や、家族の相談にのるときなどでも、そんなふうにやれたらいいなと思います。

でも、それはなかなか難しいことで、ほんと簡単なことじゃないなあ、と思います。

だからそうやって子どもに必死に関わっている保護者の皆様のことも先生方のことも、とてもとてもすごいことをされている方々だと尊敬しておりますし、お助けできることはお助けできたらいいなと思っています。

 

 

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