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不登校の子どもと「勉強」——その前に必要なこと

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
臨床心理士/公認心理師 かけい臨床心理相談室代表/愛知学院大学特任講師 専門領域:ブリーフセラピー
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不登校の子どもについて、学校を休んでいることで保護者の方が、まず気になるのは学力のことかと思います。

苦痛や努力と成果が割に合わない

子供の立場でも保護者の立場でも、経験した方はよくわかると思うのですが、不登校の只中の子どもに勉強を「やらせよう」としても、子供自身が「やろう」としても100の力を出しても1も進まない。

もちろん例外もありますが、ほとんどの不登校の子供は、勉強に取り組もうとするだけで、気力も意欲も低下して、活動性が低くなっていきますし、「勉強」や、「学校」に関するアレルギー反応が激しくなっていきます。

そして努力や苦痛の割に学びが全く習得に繋がらない、ということがよく起こります。

漢字1ページが、回復を1週間遅らせることも

せめて1日に漢字1ページても、というのが親心かと思いますが、勉強を強いることで、1番取り戻したい『主体性』を削り取るわけですから、漢字1ページと引き換えに社会生活への復帰を何日も遅らせる上に、勉強に取り組めないことに親がイライラしているとそれこそ親との対話も、難しくなってしまいます。

子どもにとっても苦痛のど真ん中ですから、「こんな状況で勉強をやらせようとするなんて、全然気持ちを大事にされていない、学校に行ってない自分は無価値なんだ、話す意味なんてない」と心の壁を高めるか、怒鳴ったり暴れたりすることで緊急避難する、ということにことになりがちです。

「勉強」圧が、家の中の安心感を奪ってしまう

「勉強」圧があることで、家のなかが「心理的な居場所」にならず、回復が著しく阻害される、ということです。

なので一旦圧を抜いて、気力も関係も回復モードに向けましょうという話です。

もちろん今苦痛なく勉強出来てる人はそのまま現状維持でOKかと思います。

回復した子どもたちが、自分から「学ぶ」ことを選ぶ理由

そんなの親からしたら恐ろしいことなので「一旦やってもやらんでもええという状態を作って、対話ができる環境で回復してきたら、基本的にはみんな「学ぶ」ことを選択しますよ」とお伝えしています。それこそダンボールのガムテープをビリビリと自分で破ったりする。その「自分で選んだ」が誠に強いと。

この話は、僕のこれまでの体験とほぼ一致しています。

僕の関わらせていただいた子達の素養がたまたまもあるかなとは思っているところもあるのですが、「そうなんですよ!」と膝を打ちたくなる感じ。

なぜ学習で困らないかの僕の仮説では、そこには「自分で選ぶ」があるからなのでは?と思っています。

こちらの動画では「不登校の子どもが、自分の生き方を自分で選べるようになってくその方法」について詳しく語っています。

ぜひご覧ください。

その2に続きます。

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