「次の面談への楽しみが少し増す感じ」臨床心理士 H.O様
臨床心理士として12年目です。
これまでは発達障害など障害福祉の分野で働いていましたが、今年からスクールカウンセラーをしています。
教育分野での勤務は初めてでスクールカウンセラーの経験がある方に相談したいと思い、知人からの紹介でスーパービジョンを受けさせてもらいました。
人によると思いますが、スーパービジョンはZoomで個人情報や作業時間の関係もあり、レジュメを準備せずに口頭のみで行っています。
私の場合は、毎回の面談を細かく振り返るよりもケース全体の見立てや方針・対応について相談しています。
そのときに学校という環境やバイジーの置かれている状況や役割を踏まえた上でコメントをもらえますので、現実的ですぐにケースに活かせていけるので助かります。
スーパービジョンのスタイルとしては、思いついたことやアイデアをお互いに出していき、堅苦しくなく自由で伸び伸びとした雰囲気です。
スーパービジョンが終わると、「次回のケースのときには、このことを聞いてみよう、あれを試してみよう」など次の面談への楽しみが少し増す感じになります。
また、SCによるクラス授業でのアイデアや教職員との関わりなど個別ケース以外のSC業務についても相談させてもらっています。
スクールカウンセラーって、一人職場で、周りはみんなお客さんという状況で自分の立ち位置を探していかなければいけないから、とてもむずかしい仕事だし、自分の中に生じる「ほんとうにこれでよかったのかな?」「ちゃんと役に立つように動けてるかな?」「自分がここにいる意味あるかな?」というネガティブな気持ちとの戦いの部分もあるかと思うんですよね。
でネガティブな気持ちになると、周りが話しかけづらくなったり、面接がうまく回らなかったりと悪循環にハマっていって、もともとの実力すらも出せなくなることがあると思うんです。
逆にどこか一つでもいいから明るい気持ちで関わることが出来る先生がいたり、役割りがあったり、カウンセリングがあったりするのが、スクールカウンセラーとしてのいい動きをさらに連鎖させていく力になるんじゃないかなと。
H.Oさんはアイデアあふれる方なので、スーパービジョンがなくても楽しく面接をされていると思いますが、それでも「楽しみが少し増す」と思っていただけているのはほんとうにありがたいなと思います。
またお話できるのを楽しみにしています。