かけい臨床心理相談室

【不登校】もしも「学校復帰」を目的とするならば・・・「家庭訪問」一番大事なのは絆作り

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臨床心理士  カウンセラーっぽくないカウンセラーと言われることが多い チェブラーシカに似ていると言われることがある 似ていないと言われることもある 時間空間的なおっちょこちょいである
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前回の不登校お手紙問題についての続きです。

今回は家庭訪問について。

家庭訪問=登校刺激にならないことが前提です。

担任と子どもを結ぶ絆を作り上げる

僕自身がスクールカウンセラーをしていた時、特に常勤のスクールカウンセラーの時は、できるだけ担任と一緒に家庭訪問をするように心がけていました。

学校復帰をするならば、担任に対して子供や家族が、『この人なら大丈夫』とか『理解してくれる』とか『なんか(学校に行っていない)私のことを認めてくれている』と感じること、心と心のつながりを持つことが重要です。

なので、そこのサポートのためにバックアップ役としてついていく、というポジションでやっていました。

あくまで「子供にかかわる主体は学校の先生」という考え方からくるポジションです。

同時に丸投げの形を防ぐ意味合いもあります。

会えるのが三回に一回でも、設定した課題ができていなくても、会った時に先生と子供や家族が一緒にいて楽しい感じになったり、肯定的なメッセージが伝えられたり、行きかえりに先生といろいろ話して、少しでも子供のことの理解が進んだり。

そうすればその回はOK!という感じ。

つまり「先生と子供や家族との絆づくり」を第一にしていたということです。

注「スクールカウンセラーは家庭訪問はするべきかどうなのか?」とか「そもそも学校復帰を目的にしたほうがいいのかどうなのか?」とかいろいろありますがまた触れます。

「学校から排除された体験≒社会全体から排除された体験」とならないように

学齢期の子供にとっては「社会」というのは、ほとんど「学校」でしかなく、そこで排除されたという体験は、その後「社会全体に排除された体験」として残ってしまいます。

学校に来る来ないは置いといて「学校にほっとかれた」⇒「それも学校に行かなかった自分が悪い」という流れにだけはならないように。

もちろん先生と生徒との関係によっては『先生が家に来ること自体が恐怖!』という時期もあります。

そういうときはもちろん学校の先生が家庭訪問をしないですむように、何らかの理由でせざるを得ない時でも、悪影響を最小限にするように「3分で帰りましょう」「登校刺激はしない」等々決め事をして臨みます。

なので「先生と会うことが脅威にならない」というところまでは、その下準備としてかっちりエネルギーが補給できる形を保護者と協力したり、スクールカウンセラー自身が動くことによって作っていきます。

そこにエネルギーと時間をどれだけかけれるかがとても大事だったりします。

その子の、その家族の、そこにいる人の今を肯定していく

例えば「プリントを届ける」といったことも『先生と子どもや家族との絆作り』に活かしていきたいのですが。

それが成立するためにはまず「今のその子とのことを認められる」「その子と関りを持ちたい」と先生が思っていること。

今現在そうでなくても「そう感じられるようになっていくプロセスに今いること」が大事なのです。

注・・・そこに行くためにはまず「先生の置かれている状況」や「先生の今」を誰かが認めれることが必要になってくのですが

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