【不登校】「信号がずっと赤だったらいいのに」車で送迎される不登校の子の本音
りゃこさんの不登校エッセイ漫画
以前紹介させていただいた、りゃこさんの不登校エッセイ漫画が不登校新聞で連載されています。
その第三回は、親に車で学校へ送られたときのお話です。
漫画は以下をクリック。
「信号がずっと赤だったらいいのに」車で送迎される不登校の子の本音
なんとも言い表せない不安と心細さ
「送られる道中、私は車のなかでとても憂うつな気分になっていました。学校へ行きたくない気持ちと、親と離れたくない気持ちがあったからです。親から離れて教室に入るのは、ひとりで戦場に飛び込むような感覚がして、不安と心細さを感じていました。」(本文より)
親も子供のためを思って車で送っていて、そして車の中で自分の思うようにならない状況にただただ耐えるりゃこさんは信号で止まると安心します。
「途中の赤信号で止まると、少し安心しました。1秒でも学校にいる時間が減ると思って……。」(本文より)
「校舎を見るだけ」との話で車を降りたりゃこさんの目の前に、担任の先生が「待ってたよ」と現れ、そのままりゃこさんは無理やり教室に連れていかれてしまいます。
「連れて行かれたあとも、しばらく泣いてました。涙で視界が歪んだ目で見た教室の景色を、今でも覚えています。」(本文より)
結果が出せない介入
さて、このことは、なんとか学校に連れて行こうと、やむにやられる行動だったのかもしれませんが、このことがりゃこさんの「その後の持続的な登校」に結び付いたのでしょうか?
「学校への不安」を打ち消すのに役に立ったのでしょうか?
「自分は大事にされている」という安心感や自己肯定感を高めることにつながったでしょうか?
そして、この担任の行動は、綿密な「見立て」と「計画」と「見通し」の上でされていたのでしょうか?
日本では「本当によくあること」なのかもしれませんが、りゃこさんや、その様子を見守っていた家族のこと、同じような目にあって今も人や社会に不信感を持っている方々の気持ちを考えると胸が苦しくなります。
誰にとっても望んだ結果が出せないのに、同じことが全国で繰り返されていることに、恐ろしさと憤りを感じてます。
Uターン作戦
ちなみにこういった場合の僕の対処法は、校門の前で車を停車して、一瞬でも子供が降りるのを躊躇したら、はい帰りま~す!とさっさとUターンして、帰りにコンビニでアイスでも買って帰ったりと、ちょっとホッとして家に帰れるというのを繰り返すUターン作戦でした。
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