「傾聴だけじゃダメなんですか?」──傾聴の向こうにあるもの

「臨床心理学超基礎講座 #1 傾聴からはじめよう」を終えて、改めて感じたのは、
「傾聴って、どこまでが“傾聴”なんだろう?」という問いの奥深さです。
講座の中では、僕自身がよく使っている説明として、
「まずは困りごとの周辺について、そしてニーズが理解できるように」とお伝えしました。
つまり、ただ話を聞くというよりも、「何を聴いているのか」が問われる。
その“聴くこと”を通じて、目の前の人が何を必要としているのか、何に困っているのかが
少しずつ浮かび上がってくるような――そんなイメージです。
逆にいえば、うまく傾聴できていないと、
「ちゃんと話は聞いてもらえたけど、何も変わらなかった」
「ただ聞いてるだけじゃどうにもならないと思った」
といった形で、不満やモヤモヤだけが残ってしまうこともある。
これは相談者のせいではなく、
傾聴する側の「ピントのずれ」が生んでしまう結果でもあります。
だからこそ、「傾聴だけでいい」と簡単に言うこともできないし、
一方で「ちゃんと傾聴できれば、それはすでに介入の一部でもある」とも言えるわけです。
そして、傾聴が本当にできていたらこそ、
その先のより具体的な働きかけや関わり方が、
自然と求められてくる――そういうものかもしれません。
この講座では、そうした「傾聴の土台」について、
丁寧に一緒に考えていく時間になったと思います。
講座の詳細はこちらにまとめています:
今後の予定もあわせてご案内します:
🔸**#3 実践に役立つ「見立て」**
2025年6月20日(金)21:00〜23:00
(終了後には自由参加のアフターミーティングあり)
🔸**#4 共感と理解**
2025年7月18日(金)21:00〜23:00
(終了後には自由参加のアフターミーティングあり)
▶︎ お申込み・詳細はこちら
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