「なるほど」で終わる研修はなぜ役に立たないのか——臨床で使える学びに変える視点
「面白い=役に立つ」とは限らない
これを読んでいる皆さんも、さまざまな研修や勉強会に参加されていると思います。
その中で、知識としては「なるほど」と思えるけれど、どこかイキイキとしない。
話を聞いていても、その人の個性や生き方、臨床の実践が立ち上がってこない――そんな研修に出会うことも、少なくないのではないでしょうか。
正直なところ、そういう話って頭に入ってこないですし、
「なんだこの時間は?」と思ってしまうこともありますよね。
特に、休みを潰して参加していたり、何らかの理由で“行かざるを得ない研修”だったりすると、なおさらそう感じるものです。
一方で、とても面白くて、わかりやすく、「なるほど」と感じられる話をする方もいます。
誰が聞いても本質を突いているように思える話です。
けれども、そうした話であっても、
「それを臨床現場でどう活かすのか?」というところまでは、なかなか見えてこないことがあります。
つまり、「つまらない」のは論外としても、
「面白い=役に立つ」とは限らない、ということです。
本質を突いている話であっても、現場とはどこか距離がある。
本質というものは、むしろ現場の体験の中から立ち上がってくるものでもあります。
頭の中でケースが立ち上がって動き出す
一方で、学問として本質を抽出しようとすると、それをそのまま現場レベルに下ろしていくことが難しい、という側面もあるように思います。
だからこそ、「なるほど」で終わってしまい、「それで実際どう使うのか?」にまで至らない話には、どこか惜しさが残ります。
できれば、現場で実践している人が話を聞いたときに、「なるほど」と感じると同時に、自分のクライアントや、身近な人、あるいはスーパービジョンで関わっている事例の姿が頭に浮かび、その場面が動き出すような――そんなリアリティが立ち上がることが大切だと思います。
聞いている最中に、記憶の中の具体的な場面が生き生きと再現される。
そのとき初めて、その話は「現場で使える話」になっていくのではないでしょうか。
本質的でありながら、同時に役に立つ話。
「あのとき、こうすればよかったのかもしれない」
「あの対応は、やはり間違っていなかったのかもしれない」
「うまくいかなかったのは、こういう理由だったのか」
そんなふうに“ピンとくる感覚”が生まれるとき、その理解は本当に臨床に活きてきます。
かけい臨床心理相談室で行っている研修やスーパービジョンは、
まさにそうした体験を目指して構成しています。
「なるほど」で終わるのではなく、
「だったら明日こうしてみよう」と思える学びへ。
これからも、実践につながる臨床の学びを大切にしていきたいと考えています。
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