【公認心理師資格試験講座】第一回資格試験過去問題 問8.パーソナリティー検査 問9.パーソナリティー特性
まずはこちらmaenoshinさんのブログを御覧ください。
ちなみに問6,7についての解説はこちら。
問8 パーソナリティや自我状態に関する心理検査について、正しいものを1つ選べ。
- MASは、多面的にパーソナリティを測定する検査である。
- IATは、顕在的意識レベルの自尊心の個人差を測定する検査である。
- NEO-PI-Rは、パーソナリティの6つの次元を測定する検査である。
- 東大式エゴグラムは、被験者の自我状態をP、A又はCの3タイプのいずれか1つに分類する検査である。
- YG性格検査は、パーソナリティの12の特性を測定する120項目への反応を通して被験者を典型的な型に分類する検査である。
MASもITAもNEO-PI-Rも知らない!てか初めて聞いた!
エゴグラムが違うのはわかる。
YGが120項目かどうかはわからないけど、典型的な方に分ける部分はそうだよね。
特性論と類型論の話。
あれ?でもYG検査は特性論と類型論が混ざっとるというか調書を組み合わせてるのか??
⑤MAS(Manifest Anxiety Scale:顕在性不安尺度)は、身体的不安・精神的不安を含めた不安のスクリーニングテスト。
IAT(Implicit Association Test:潜在的連合テスト)は、様々な社会的現象に対する潜在的態度を測定するテスト。
NEO-PI-R(Revised NEO Personality Inventory)は、人格を5つの次元から把握する人格検査。N:神経症傾向 、E:外向性、O:開放性、A:調和性、C:誠実性。5つの次元はさらに、6つの下位次元で構成される。
東大式エゴグラムは、53項目の質問に「はい」「いいえ」「どちらでもない」で回答し、5つの心の強弱によって自己理解を深める性格検査。CP:批判的な親、NP:養育的な親、A:大人、FC:自由な子ども、AC:順応した子ども。
YG性格検査は、問題文の通り。小学生用は96問。
答えが5ということは、他のを知らなくてもYGのことを知識レベルで知っていれば解ける問題ですね。
なんとなく試験で求めているラインが分かってきたような・・・。
問9 パーソナリティの特性に根源特性と表面特性とを仮定し、根源特性として16因子を見出した心理学者は誰か。正しいものを1つ選べ。
- C.R.Cloninger
- G.A.Kelly
- H.J.Eysenck
- J.P.Guilford
- R.B.Cattell
⑤C.R.Cloningerは、TCI(Temperament and Character Inventory:気質性格検査)を開発。
G.A.Kellyは、パーソナル・コンストラクト理論を提唱。心のメガネ(コンストラクト)を通して、人は環境や物事を捉える。人のコンストラクトを把握することで、個々のパーソナリティを理解できるという考え方。
H.J.Eysenckは、特殊反応水準、習慣反応水準、特性水準、類型水準という4つの階層から性格特性を捉えた。モーズレイ人格目録(MPI)を考案。
J.P.Guilfordは、ギルフォード性格検査を考案。日本では、その検査をモデルに、YG性格検査が作られた。
R.B.Cattellは、問題文の通り。
1、と2の人は知らないけど、MPIのこととYGのことキャテルのことを覚えておけば大丈夫、というか誰も知らんしみたいな選択肢のための選択肢がけっこう入っているけど、そこは知らなくてもいいやつはわからなくても、基本的知識で解ける問題になっていますね。
この先もそうかな??
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