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【本を読む】ミルトン・エリクソン入門 第一章1-3 反応性

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
カケイ カズノリ
臨床心理士/公認心理師 かけい臨床心理相談室代表/愛知学院大学特任講師 専門領域:ブリーフセラピー
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ミルトン・エリクソン入門を読む

WHオハンロン著「ミルトン・エリクソン入門」(金剛出版)という本があります。

この本は、ブリーフセラピーの源流になったと言われる天才的な精神科医ミルトン・H・エリクソンのアプローチについて、著者の目線からまとめられており、僕自身の臨床の中で一番大きな影響を受けている本の一つです。

自分の臨床を見直すという意味でも、ミルトン・エリクソンについて多くの方に知っていただくという意味でも、この本に書かれていることを紹介しつつ、自分なりにコメントを書いて行こうかと思います。

関心の在る方はお付き合いください。

【本を読む】ミルトン・エリクソン入門 第一章1-2 間接的及び指示的志向

エリクソン臨床の特徴:基本原理その3 反応性

WHオハンロン著「ミルトン・エリクソン入門」(金剛出版)ではエリクソンのアプローチの基本原理として次の5つが挙げられています。

自然的、間接的及び指示的、反応性、ユーティライゼーション(利用)、現在及び未来志向

今回はこのうちの反応性(Responsiveness)について解説いたします。

反応性(Responsiveness)

エリクソンは、多くの治療者や催眠者が、不可能とは言わないまでも、極めて扱いが難しいと感じた人々に対して、見事な成果を上げることが出来た。
(中略)

うまくいかないことを、その人は石のような人間だとその人格のせいにするのではなく、エリクソンはまずその人の行動や反応のパターンを知ろうと努めた。そうして見つかったパターンを、その後、変化に向けて利用していったのである。

出典:ミルトン・エリクソン入門 第一章 P20

ここでは催眠における被暗示性の問題について扱われています。

被暗示性というのは、催眠にかかりやすい人とかかりにくい人がいるということで、催眠が失敗した場合には、催眠誘導を行った側ではなく、受ける側が被暗示性が低かったということになるという話です。

エリクソンが催眠をかける際に、被暗示性を問題にしなかったのは、エリクソンは決まりきった催眠導入の方法を使うのではなく、その人の動きや癖、発音や応答といった、その人独自のパターンを発見し、そこに合わせること、つまり一人ひとりに応じた催眠誘導をその都度開発して行っていたからでしょう。(次の項のユーティライゼーションにも関わってきます)

まとめ

臨床の現場でも教育現場でも、ときおり介入や対応がうまく行かなかったときに、相手がこういう人だったから、病理が重かったから、家族がしっかりしていなかったから、といったような、自分の介入の失敗を相手の病理や人格や環境のせいにしてしまうなんてことがしばしば起こっているかと思います。

何か介入や支援が上手く行かなかったとき「あの人は大変な人だからね」とまとめてしまう前に、どんなところが誰にとって大変だったのか、何によってその大変さは起こっているのか、環境との相互作用はあったのかと、微細に起こっていることを観察し、行動や反応のパターンを知ること、自分たちの介入が何を及ぼし何を奪い去ったのかを知ろうとすることで、援助や介入の幅や深さが広がっていくのではないかと考えています。

 

【本を読む】ミルトン・エリクソン入門 第一章1-4 ユーティライゼーション

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