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【動画事後視聴についてのお知らせ】(現在も継続視聴、申し込み可能になりました)対談企画「東豊先生に聞くブリーフセラピー、家族療法のおもしろさ」

 

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臨床心理士/公認心理師 かけい臨床心理相談室代表/愛知学院大学特任講師 専門領域:ブリーフセラピー
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ご報告

8月7日 対談企画「東豊先生に聞くブリーフセラピー、家族療法のおもしろさ」ウェビナーに目標の50人を超える多くの方にご参加をいただくことができました。

ありがとうございました。

東先生の話をじっくりと聞くのはこれで二回目だったのですが、東豊先生の人との向き合い方は「とにかくあなたは無力じゃないし、問題でもない」って、出会う前から一貫して想い続けるということなのだなと実感させていただきました。

それが単なる「目標」や「標語」ではなく、関わりの中に方法として息づいているところ、相談に来た方に届くための工夫と配慮がめちゃ自然に会話の中に織り込まれているところが、東先生の東先生たる所以なのではないかと思いました。

東先生みたいにできない、と肩を落とす必要はなくて、自分の中にある何かを発見できるように、その姿勢が相談に来たからやスーパー場イジーにもできるようになっていくと、そんな強いメッセージを頂けました。

「IPを本気でIPとして本気で思えるかどうか」

事例に関しても今回は「鳴門のうずしおからの脱出」についてあれこれ先生のお話を聞いたのですが、どうしても細かいところ、言葉の使い方が気になってあれこれ僕が聞いてしまうんです。

例えば、初めて出会う保護室にいる患者さんに「どうして保護室にいるの」と一言かける、その言葉のチョイスの理由や雰囲気についてとか、すごく気になるわけです。

聞いてみると、現状把握の仕方や反応を見て、どのくらいの距離感で付き合いをスタートすればいいのか?保護室の中にいるということについて、どんな捉え方をしているのか?ということを知ることともう一つ「ニュートラルな自分で出会う」ということだったり。

家族面接に持ち込むときに先生がぽろりと言った「あなたの家族に会うことが役に立つと思う?」ということについても。

セラピスト側の都合や事情ではなく、「家族と合同の面接がその人にとって役に立つかどうか?」そのイメージが持てるかどうかが大事なんて話してくれたり。

ちょっとした言葉の裏側をほってみると、どこを掘っても「あなたが大事」という枠組みが出てくるんですよね。

本当に一貫している。

本気のIPと思えるようになるとセラピストは変われる

事例を読んでいると、どうしても東先生の「介入」が目立ってしまうのですが、大げさな技法ではなく、どうやってその「あなたが大事」の姿勢を持ち続けていられるか、細かいことをやたら聞く僕にすごくつまらなそうな顔をする東先生は、1時間56分のところで「その子と関係が取れる最大のコツは何かというと、きれいごと無しで、その子の病理にこだわってないことや」と話してくれました。

「その人の病歴やここに来るいきさつを知っていても、その場では完全に切り離して話ができるかどうか?ここが切り離せるのがシステムズアプローチのいいところ」であると。

「本気のIPと思えるようになるとセラピストは変われる」とのこと、ここをこれからも追求していけたらと、どこまで本気になれるのかが勝負です。

IPとは「患者と見なされる人」という意味です。他の心理療法では「患者」や「クライエント」とよばれる被治療者に相当します。

IPという言葉を使う理由

家族療法では、不適応行動や症状をみせている個人をIPとよびます。「患者」や「クライエント」と呼ばずに、IPとよぶのには家族療法の考え方に理由があります。
家族療法では、不適応行動や症状が現れる原因は、その個人にあるのではなく、家族システムに問題があると考えます。つまり、個人の不適応行動や症状は、その個人だけでなく家族全体のSOSの現れであるとみなすのです。なので、IPとは家族全体の不健康さや歪みを代表する人物であって、「患者」や「クライエント」とはみなさないのです。

臨床心理学用語辞典より

事後試聴動画についてのお知らせ

ウェビナーが終了した後も「事後動画の視聴だけできるのか?」というお問い合わせや申し込みがあり、816日まで今後も継続して事後視聴動画が見られることになりました。

残り日数は少ないですが、東先生の臨床家の立ち位置がよくわかりかつ、事例に取り組むときに「そんな事考えていたの?」という驚きのある動画になっております。

事後視聴動画の詳細とお申し込みはこちら

研修情報のご案内

20244月より、「臨床心理学と解決志向の超基礎講座」を開講します。

大学や大学院で学んだ「基礎」はとても大切なものですが、いざ実践に出ると「そのままではなかなかうまくいかない」と感じた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この講座では、「基礎と現場をどう結びつけるか?」という視点から、あらためて基礎をブラッシュアップしていくことを目指します。

対象は、対人支援職の方だけでなく、支援職を目指す学生の方も歓迎しています。

詳細・お申し込みはこちらから:

https://pro.form-mailer.jp/lp/735d131a326854

また、講座準備の一環として、「カウンセリングに関する基礎的な困りごと(傾聴・関係づくり・治療構造など)」に関する情報を集めています。

実際の現場で感じていること、疑問に思っていることを、以下のアンケートフォームからお寄せください。

皆さまのお声をもとに、より実践的で役に立つ講座にしていきたいと考えています。

アンケートご協力のお願い:

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSc8RJ60vZgjrulKrvRrRF5VqnCZnZlFzgf6wBByqvrrBVj1gA/viewform?usp=sharing

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臨床心理士/公認心理師 かけい臨床心理相談室代表/愛知学院大学特任講師 専門領域:ブリーフセラピー
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