かけい臨床心理相談室

アンガーマネージメントの真髄は怒りの再評価?

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臨床心理士  カウンセラーっぽくないカウンセラーと言われることが多い チェブラーシカに似ていると言われることがある 似ていないと言われることもある 時間空間的なおっちょこちょいである
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昨日のアンガーマネージメント研修は、いろんなワークを取り入れて、じっくりと時間を書けて取り組んでみたのですが。
 
僕のやっているアンガーマネージメント研修の本質は再評価(revaluate)ということなんだと実感しました。
 
そもそも僕は自分の怒りを表現することが苦手で、ついつい近しい人に八つ当たりしちゃったり、無理に我慢しすぎたり、時折自分の当たり前を押し付けるみたいな形で怒りを出しちゃって失敗している人間です。
「そもそも怒りのコントロールなんて出来るものなの?」って今日も訊かれました。
 
今、まさに怒りのまっただ中、って時にはなかなかコントロールは難しいと思うんです。
 

自らの正当な怒りを評価のテーブルに乗せてみる

研修では、自分の怒りについて、0(ほんわか)から10点(ブチ切れ)までの評価をしてもらいます。
例えば後輩が仕事の相談で電話をしてきて、それに答えている最中に、その後輩が電動歯ブラシでを磨き始めた、なんて場合に「いや話している最中にそれおかしいでしょ!?てかお前の相談に答えてる最中やん!?」っていうごもっともな反応で10点をつけた方がいらっしゃって
でもその歯ブラシに対して「お前、めっちゃおもろいやん!」て反応をする人もいて。
 
そうすると怒ってた人も「あれ?そういう反応する人もあり??」みたいなことについて考えてみたり。
 
つまり他人と一緒に自分の怒りの再評価をしていくと「そんな考え方あるんだ?」とか「絶対ありえないでしょ??」みたいなのが出てきて、その「違い」に直面してビックリすること自体が、人生にとって大きな衝撃だったのではないかと思いました。

 怒りとは個人的なもの

なぜなら「怒り」というものは、個人的でとても大切なもの。他の人が自分の怒りについて、ほんとうの意味で理解することって、絶対ないんじゃないかなと思うんです。
 
そこにはその人の価値観や、世界への向き合い方がはっきりと感情とともに現れるところだから。
 
何に対してどんなふうに怒るか、っていうのがその人の全てを表すと言っても過言ではないと思うんです。
 
とてもとても大事な、自分にとっての何を犠牲にしても守らなければならないもの、それを守るために、人は怒るんだと思います。
 
でも怒りは個人のものだからこそ、自分一人で再評価するのは難しいんです。
 

怒りにはその人の願いが隠されている

そして怒りにはその人の願いが隠されているんです。
 
本当はこうなっていて欲しい、こうであって欲しい、っていう願いがある。
 
一緒に個人的な怒りについての再評価をして、その中からその人の大切にしているものを浮かび上がらせる。
 
その上で、どうなったら良いかっていうことを具体的に話して考えていける、そんな研修にこれからもできたらと思っています。
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