【公認心理師資格試験講座】第一回資格試験過去問題 問5.オペラント行動
まずはこちらmaenoshinさんのブログを御覧ください。
ちなみに問4についての解説はこちら。
といいうわけで問5、行動療法に関する問題に行ってみましょう!
問5 オペラント行動の研究の基礎を築いたのは誰か。正しいものを1つ選べ。
- A.Adler
- B.F.Skinner
- E.C.Tolman
- I.P.Pavlov
- J.B.Watson
maenoshin さんのブログにあった回答。
A.Adler:個人心理学(アドラー心理学)を創始。
B.F.Skinner:オペラント条件づけの名付け親。
E.C.Tolman:新行動主義心理学の代表格。
I.P.Pavlov:「パヴロフの犬」という有名な実験を行った。
J.B.Watson:行動主義心理学の創始者。
これは・・・丸暗記するしかないのかもしれませんね。
というかみんな知っていることかもしれませんが・・・少しだけ。
スキナーさんとパブロフさん
スキナーは、パブロフのレスポンデッド条件付けとオペラント条件付けを分類したことで知られています。
オペラントとはoperateつまり行動ってことですよね。
マウスがレバーを押すという行動に対する結果が、その後のマウスの行動に影響を及ぼすという考え方です。
それに対する古典的条件付け(レスポンデット条件付け)が、パブロフの犬の実験で有名な、犬に餌を与えるときに同時にベルを鳴らすというのを続けると「条件付け」が成され、ベルを鳴らすとよだれが出るというアレです。
wikipediaによると、パブロフの犬は一匹ではなく数百匹いたとか、ノーベル賞のノーベルさんやレーニンから援助を受けていたとか、生物学者として唾液腺の研究をしていたところ、飼育係の足音だけで唾液が出ることを発見したのがそもそもの始まりだとか。
まったく試験に関係ない情報ですが、なんかイメージわきますよね。
ソーンダイクさん
ちなみにオペラント条件付けといえば、スキナーの30年前くらいにソーンダイクさんが実験を始めています。
その実験は猫を使ったもの。
分かりやすく説明してあるブログを発見しました。
ソーンダイクの試行錯誤説
次の実験が有名。
空腹のネコを柵付きの箱(この箱を「問題箱」といいます)の中へ入れ、外側に餌をおいておく。箱の中にはひもがあり、それを引くことで柵が開く仕組みになっている。
ネコははじめのうちは餌に手を伸ばしたりするが、そのうち偶然にひもに手が触れて柵が開くことを知る。
その経験を繰り返すことで箱に入れられてから出るまでの時間が短くなる。
このように試行錯誤を通して学習が成立するということから、ソーンダイクは試行錯誤説を提唱した。
きょうさい対策ブログより。
上記のブログにちょうどいい穴埋めの演習問題がありましたのでぜひトライしてみてください。
おまけ
そしてせっかくなので問題を作ってみました。
次の関連ある三つをA-B-Cの順で線で結びなさい。
A B C
・ソーンダイク 犬 オペラント条件付け
・パブロフ マウス 古典的条件付け
・スキナー 猫
オンラインスーパービジョン無料体験
カウンセリングが上手くなりたい!
ケースの見通しをちゃんと立てたい!
手詰まりを感じている!
まだまだ上達していきたいカウンセラーの皆さんに、オンラインスーパービジョン無料体験のお知らせです。
毎月3名限定でオンラインスーパービジョンの無料体験をZoomにて行っております。
気になる方は下記のスイッチをクリック!