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【中断が起こりやすい人へ】前提のズレを言葉にしよう

 

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この記事を書いている人 - WRITER -
カケイ カズノリ
臨床心理士/公認心理師 かけい臨床心理相談室代表/愛知学院大学特任講師 専門領域:ブリーフセラピー
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前提のズレ

カウンセリングといってもいろんな現場があって、そこに来る人は様々な想いをもっているものです。

こちら側の持つ「こういうことを期待しているのだな」という前提と相手の想いとの間にズレがあった場合に、そのズレが違和感となって相手の中で膨らんでいってしまうことがあります。

 

「なんだかよくわからないけど、中断してしまった」というケースでは「原因」や「理由」がはっきりなくても「なんか行きづらい」「その気が起きない」ということが起こります。

そんな時は案外、最初の一歩目での違和感が言葉にできずに膨らんでいってしまっていることもあります。

なんとなくのズレを言葉にして扱う

なので「なにか変な感じ」とか「ずれている気がする」と感じた時には、素直に「何かこちらがズレちゃってますかね?」「話しづらさや違和感感じたりしていませんか?」と尋ねてみるのも必要なことです。

これは話の枠組みについてカウンセリングの中で扱ってもいい、というサインにもなりますし(クライエントにとっては「そういうことを話していいんだ」という驚きを持って伝わることがあります)、クライエントとの協働の前提づくりという意味合いもあります。

 

[su_box title=”こぼれ話” box_color=”#f1a84e”]*精神分析的な枠組みで考えるなら、面接への遅刻やキャンセルを含めて、転移や逆転移として扱うところだな〜と思いますが、そもそも転移逆転移を扱う以前の、枠組みづくりで失敗しているのに、それを転移逆転移で扱おうとすると、相手の方は「はぁ?」と、まるで濡れ衣を着せられたような、なんとも言いがたい不快な体験をするのは間違いないので注意が必要です。 *この違和感を言葉にして話し合いのテーブルに乗せて検討しあうのを大事にすること自体が、僕にとっては精神分析的な色合いの強い態度なのかもしれないと感じます。[/su_box]

カウンセラーの立ち位置を枠組みとして捉える

「そんなふうに素直に尋ねたり自分の思いを伝えるのは不安」という方もいらっしゃると思いますが。

それはやはり「カウンセラーは相談者の悩みを解決する人」という枠組み、ポジションから自由になれていないということかもしれません。

もちろん専門家として相手の期待に応えるということ、相手の利益になる対応や助言をすること、契約としての枠組みはとても大事なことですが、臨床の中では、その立ち位置からは自由になって動きまわること、そして相談者の持っている「援助される人」という枠組みを取り払うこと、立ち位置を変えることが、相手の利益になったり、その困っていることを取り囲むシステム全体への有効な介入になることがあります。

まとめ

話が停滞したり、迷子になってきた感じがした時に「今、◯◯のことについて話していますが、この話をしていても良かったんでしたっけ?」と尋ねてみるのも、仕切りなおすためには大切なことなのかもしれません。

そしてこの話、インフォームドコンセントをその都度その都度丁寧にやっていきましょうという話でもあります。

あれ?っと違和感を感じたときには、一旦それを話に出してみる、というのを癖にしてみると、いろいろと発見があるかと思います。

是非挑戦してみてください。

(そもそもズレに気づかなかったり、気づいた時にクライエントのせいにしてしまってはどうしようもないかもしれませんが・・・)

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