かけい臨床心理相談室

【風のたより】『ともに』協働と連携とチーム学校とチーム医療

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臨床心理士  カウンセラーっぽくないカウンセラーと言われることが多い チェブラーシカに似ていると言われることがある 似ていないと言われることもある 時間空間的なおっちょこちょいである
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協働と連携とチーム学校とチーム医療

公認心理師資格試験の勉強をしていて「また連携連携ってなんなんだよ!」「協働ってなんだよ!」と思っている方いらっしゃいますよね。

まずはこちらの動画を御覧ください。

 

協働や他職種連携の話を、研修で学校の先生や、授業で公認心理師を目指す学生なんかにするときに「チームの真ん中(ターゲット)にクライエントや子供や家族を置くんじゃなくて、クライエントや子供や家族の困りごとを真ん中に置いて、それを解決するチームの仲間にクライエントや子供や家族になってもらう」という話をするのです。

 

つまりこれじゃなくて

    ⬇

これってことですよね。

これでいいかと思っていたのですが、副島先生は

 

つまり、このケースに当たること、出会うことで、チームそれぞれのメンバーが成長できたり自分の問題に向き合うことが出来ると。

聞けば確かに、確かに本当にそうなんだけど・・・全然そこまで考えられてなかったなと。

副島先生の動画を見ていて「ていうか、僕らも結局助けられてるからさあ」というつぶやき声が聞こえてきそうな気がしました。

協働の話にまだ先あったのかと、さすが副島先生と思った話でした。

カウンセリング=技術+人格?+??

先日、心理のオンライン勉強会で、「カウンセリングには技術だけじゃなくて人格も大事なんじゃないか?」みたいなテーマでのディスカッションがあったのですが。

技術以前に必要なのは人格じゃなくて、支援の対象を弱い人とみなさないことなのではないかなぁと思いました。

カウンセリングに人格が必要ないんじゃなくて、技術のなさを人格でうやむやにするのはなんか違うと思うし、そのディスカッションの中でメンバーが「人格」と言っていることの構成要素を技術で割ってくと、結構技術で割り切れて、最終的に残ったのが魂なのか?みたいなことを考えていたんです。

人格というか、やっぱり最後はその人そのものが出てくるかとは思います。

支援の土台となる関係のフレーム

技術や人格の中に入る話かもしれませんが、その前に支援する相手をどんな人とみなすか?というのがメチャメチャ個人セラピーでも重要で、それが支援の土台となる関係のフレームを決めるわけです。

関係のフレームってのは、セラピーの間だけでなくずっと発動しているものです。

クライエントを力なき人として助けようとするセラピストは、もちろん助けよう、手助けをしようとしているのですが、すーっと「あなたは無力」っていうフレームを通して関わっているわけです。

「例えば愛情が足りていないからもっと与えたほうがいい」という関わりの前提には何があるでしょうか。

口に出して言わずとも、そういうものの見方自体が影響力を持つのではないかなと思っています。

どうせだったら「あなたは実はかなり力あるし、いざって時はそれがこの問題を解決することにも役に立つことがあるはずだからよろしく」くらいの感じで仲間としてご一緒できた方が良いですよね。

支援の土台になるフレームをどう、支援対象者の利益になるように組み立てるか、ってところを、もっと突き詰めていかないとなと、口だけじゃなくやってきたいですと動画見て考えて思いました。

そこにはやっぱり「まだその凄さは今はまだはっきり見えてないけど、きっとすごいのもってるはずだし、結局それに俺も助けられるかもしれんぞ」とはじめから思って関わることかと思います。

「ご一緒する」

余談ですが、天理大学でも教鞭をとっておられた、故一瀬正央先生はよく「ご一緒する」とおっしゃっていたのを思い出しました。

僕が一瀬先生の言葉で数少なく覚えている言葉のひとつで、なんかいいなあ、と思っていたのですが、ご一緒するときは、相手の横を歩いていますよね。(残りの覚えている言葉の残りの二つは「心理の授業は眠くなるから寝てていいですよ」と「先生はロジャリアンですか?と言われてすごく驚きました」でした)

「助ける」ではなく「ご一緒する」だったということと思います。

 

 

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