かけい臨床心理相談室

常勤のカウンセラーの仕事の仕方について考察 その1

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臨床心理士  カウンセラーっぽくないカウンセラーと言われることが多い チェブラーシカに似ていると言われることがある 似ていないと言われることもある 時間空間的なおっちょこちょいである
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学校コミュニティーの心の健康度を上げていく

常勤のカウンセラーの仕事って、個別面談みたいな三次支援ではなく、学校コミュニティー全体の健康度を上げていくみたいなミッションだって思うんです。
そのための方法としての「協働」というキーワードを、実現するためにはいろんな工夫がいるんじゃないかと思います。
僕は、協働的に動ける可能性がある依頼(家庭訪問への同行等)があるときは出来るだけ笑顔でサッと動き、所々で細かくシンプルで具体的なコンサルテーションをして、ということを繰り返していました。

 小さなコンサルテーションでつながっていく

基本、居場所がなくなってしんどくなっている子どもが発している、いい悪いの評価しちゃう癖があると意味が分かりにくくなるメッセージ(おなか痛いとか、前髪伸ばすとか、ちょっとさぼるとか)を、その状況に合うように分かりやすく翻訳して、先生と生徒の絆や相互理解が深まる関わりを提案する、という形での小さなコンサルテーションを繰り返していました。
 
 
半年くらいたってだんだんと「あ、この人こんな風に使えばいいんだ」ってのが学校の先生に伝わってくると、家庭訪問への同行の依頼とか、生徒からの相談に対してどう答えればいいですか?こんな状況ですがどうしましょう?みたいなものが増えてくるもんです。
職員室の中にある「ちゃんと出来ない子ども」に対する批判的な空気ってすごく嫌なんですが。
「ちゃんと出来ない環境的心理的理由」と「そこへの介入の手立てと見通し」がちゃんと共有できてくると先生方の気持ちは変化します。
「あいつしょうが無いけど頑張ってる!」「マジで成長したわ〜」という会話が職員室に増えて来て、職員室がエネルギーを共有する場所に変わっていく、というのがとても大切なことですし、そこの空気を変えていくのも大事な仕事だと思います。

時には本気のぶつかりもジョイニングになることも

「合わせなきゃ」と思いつつのスクールカウンセラー業務ですが、喧嘩したっていいし、ケンカしながら仲直りしたりして、それでも一緒に仕事を進めていくぐらいじゃないと「仕事」にならないんだなと感じたのも常勤になってからでした。
例えば「不登校を甘やかすのは間違ってると思うんスよ」って言われても「それってその前に予防せにゃならんって話ですよね?」って言い返せるくらいの関係性が出来ることも常勤ならありえるんですよね。
学校の先生は、どこかで「本気でぶつかってきてほしい」と思っている人たちが多いんです。
特に仕事に情熱のある先生は。
なので時にはぶつかりつつ、振り返りつつというのが、その先生に合った付き合い方のこともあるなと思いました。
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